朝起きた時、仰向けで膝を組んで寝ていたり、膝を立てて寝ていたり、四の字に足を曲げていたり。こんな経験ありますか?
何度も同じ経験をしている方だと、これは癖だと思っていらっしゃる方が結構います。
実はこれは癖ではなく、寝具があってないとしてしまう姿勢だったとご存知でしたか?
ではどうしたら改善できるのか?
今回は原因と問題、その予防対策2選をお伝えしたいと思います。
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膝を曲げて寝る原因と問題
膝を曲げている人は実は癖ではありません。
身体のSOSの可能性が高く、対処しておかないとぎっくり腰や思わぬ不調を招くことになりますので、寝具環境の改善をする必要があります。
問題と原因は以下の通りです。
血行不良による倦怠感やむくみ、火照り
骨格のゆがみの原因
マットレスが身体に合っていない
枕の高さが合ってない
1.血行不良による倦怠感やむくみ、火照り
膝を曲げたり、立てて寝続けることは、心臓の位置よりも高い位置に血液を送るため心臓がいつも以上に頑張って倦怠感を覚えてしまいます。
また長時間膝を曲げることによって、膝の裏にあるリンパ節の流れが邪魔されてしまい、むくみなどの原因になってしまいます。
さらに足が熱を持って寝にくかった経験ありませんか?
血流が悪くなれば、血がたまりやすくなり、火照りなども引き起こします。
2.骨格のゆがみの原因
長時間膝を曲げていたり、仰向けかつ大の字以外の寝姿勢を続けてしまうと、少しずつ身体は歪んでいきます。
骨格だけでなく、筋肉も同じ部位だけを片方側だけ使い続けていると、筋肉の左右のバランスが崩れ、立ち姿勢にさえ影響を及ぼしてきてしまいます。
足を片方だけ組み続けると全身のバランスが崩れるのは聞いたことがありますよね。原理としては同じです。
3.マットレスが身体に合ってない
膝を立てる根本的な要因はマットレスにあります。これは「硬すぎ」ても、「柔らかすぎ」ても起こるものです。
仰向けで寝ようとしても、身体とマットレスの間に隙間が生まれてしまい、それを埋めようとして膝を立てるのです。
4.枕の高さが合ってない
マットレスと同じ原理ですが、枕が「高すぎ」ても「低すぎ」ても起こるものです。
立っているのとほぼ同じ姿勢が理想的な寝姿勢ですが、それが保てないと腰に負荷がかかる場合があります。
枕を変えた瞬間、今まで感じなかった腰の痛みなどを感じたら、それは枕が原因かもしれません。
予防方法2選
膝を立てて寝てしまう原因をご紹介しましたが、実は予防する方法があります。
1.マットレスの硬さを見直す
2.枕の高さを見直す
是非参考にしてみてください
1.マットレスの硬さを見直す
見直す点はマットレスの硬さです。ポイントは腰かけたときの沈み込み具合です。
硬さの確認は、
マットレスに腰掛けて座ってちょうどいい:「硬すぎる」
座って後ろに倒れてしまう負荷が掛かるくらい沈み込む:「柔らかすぎる」
上記のようなポイントで確認することができます。
適切な硬さというのはある程度沈み込み、座り続けるにはつらい程度の沈みがあるマットレスです。座るときには体重の3分の2、体重の約67%の負荷がマットレスにかかります。
ですが寝ころんだとき体重は分散され、一番重いパーツである腰で44%です。座ってちょうどいい硬さは、寝ころんだときは硬すぎるのです。
では次に、硬すぎた場合、やわらかい場合の対処法をお伝えします。
マットレスが硬すぎる場合
お使いのマットレスが硬すぎる場合、マットレスのあたりを和らげてくれる敷きパット、もしくはオーバーレイと言われるシートを購入することをお勧めします。
厚みがあるパッドを使用すれば、その分身体は全体的に沈みます。
硬すぎで空いてしまった隙間を埋めてくれ、快適な寝姿勢を保持することができるようになりますので、仰向けで大の字になって寝れるようになっていきます。
マットレスが柔らかすぎる場合
お使いのマットレスが柔らかすぎる場合、基本的にはマットレスを交換する以外に打つ手はないです。
ムートンシーツを使用するなどの奥の手はありますが、基本的には柔らかいマットレスを硬くする術はありません。
買い替えをおすすめしますが、応急処置としては5cm以上の「硬め」以上の高反発ウレタンをしくというのをおすすめします。
2.枕の高さを見直す
枕の高さを見直すポイントの一つは目線です。
天井を見る角度を0度としたときの、少し顎を引いた時10度~15度ぐらいがちょうど立っている姿勢と同じとされています。
歩いている時に水平線を目安に見ません。少し目線を落として地面を見るのが基本です。
その角度が10度~15度とされています。
この視線がずれていると高すぎ、もしくは低すぎとなるので目安にしてください。
また、手で触った際と頭をのせたときの感触が同じかどうかを確かめてください。 手で触ったらやわらかく感じるのに、頭をのせたら硬く感じるというのは高すぎます。
自分では分からない、一同相談してみたい方
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皆様の快適な睡眠ライフに少しでもお力添えできたら幸いです。
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